茶懐石料理は茶事の中で供される料理で、和食の歴史の中でその発展の元になっています。茶道は禅とのっ出会いで、その精神性に深まりが出ました。茶懐石料理には禅のお坊様の食事の手法が所々に見られます。
走り、旬、名残りの食材を組み合わせて、手間暇かけて作られる茶懐石料理は、高価なものをお出しするといううのではなく、お客様を心尽くしておもてなしするために、食材をあちこち探すことから始まります。まさにご馳走です。
峯風庵では季節の茶懐石料理フルコースと主菓子づくりを実習していただき、その後、茶事の懐石部分にのっとって、亭主役、水屋役、お客に分かれて食事をしていただきます。
ご参加の皆様全員に、懐石料理のフルコースと薄茶・主菓子を召し上がっていただけます。
通常のお茶の稽古では茶懐石料理の作り方、召し上がり方、供する手法などを学ぶことがむつかしいかと思います。
茶事の亭主をご自身ですることはないのではないかとお思いの方も、時にはお客に呼ばれたり、茶事の水屋を手伝ってほしいと請われたりすることがあるかもしれません。その時慌てないように、茶懐石料理の勉強もしていただきたいと願っています。
お茶の稽古をされていない方にも、和文化のご体験に、ぜひ一度ご参加してみてください。楽しさと飛び切り美味しいお料理に出会えます。
●特徴 ・作るだけではなく、茶事の懐石部分をそのままにご体験いただけます
・亭主役は懐石料理を順序に従って給仕したり、その都度のご挨拶なども勉強していただけます。
・水屋役は裏方の働きを勉強できます。タイミングよく料理を温めたり、盛りつけたり。本番の茶事さながらに体験できます。
・客役には懐石料理の召し上がり方を指導させていただきます。
・実際に茶事をされるかたのお役にも立てるよう、ひと月早い献立で開催します。そのため、走りの食材が多くなりますので、贅沢な献立となります。
◆会場 峯風庵
◆開催日時 毎月第三金曜・土曜・日曜
午前10時半~午後2時(お急ぎの方は1時半に退出可能)
◆参加費 お一人一回8500円(材料費含む)
◆お申込締切日 開催日の5日前
◆開催最少人数 各曜日4名様以上のお申し込みで開催させていただきます。
ブログで開催のレポートをしています。
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*食材写真4点 開催風景 2~3点
弥生・雛祭りの献立
*写真キャプションが入ります。
向付 貝3種と芹 黄味酢掛け
汁と一文字飯 汁は蓬白玉 辛子
煮物椀 蛤薯蕷蒸し
焼き物 生鮭白酒焼き
強肴 イサキ煮付け 独活 菜の花
小吸物 アスパラ
八寸 小鮎甘露煮 こごみの衣揚げ
湯と香の物 沢庵 姫大根 キャベツ
主菓子 求肥の蝶々
*フルコース写真 9点