初座の床に、香合を飾ります。 |
風炉が小さいので、灰型、炭手前はたいへん。 |
後座の床 背負籠に名残の花々を |
お釜に洗い米をサラサラと |
火吹き竹で、炭の火力をあげます |
美味しく炊けたご飯を手桶に |
お汁は金色でとりまわし |
主客、心が通う茶事でした |
|
幻の茶事といわれる茶飯釜の茶事。 炉の季節、釣り釜の時節にするのもよいものですが、10月の名残の侘びの茶事にもぴったり。 折から、新米も店頭に並び始めました。新米の炊ける香りを一番のご馳走に、 ままごとみたいな茶事を楽しみました。 懐石は臨機応変。飯台の茶事をアレンジして、四椀重ねてお出ししました。汁椀の蓋が杯に、 飯椀の蓋が向付の器になります。 |
2005年10月 男の茶道塾 メンバー主催 テーマ:笑っていただきましょう
― 床 ― 軸:掉棒打月 |
― 風炉先屏風 ― 大阪の御堂筋の銀杏(いちょう)をイメージして ゆめ 作 |
|
―主菓子― |
月釜の前日、メンバーが集まって 主菓子も明日の出番を待っています。 |
― 棗・茶杓 ― |
第32回の月釜は、男の茶道塾のメンバーで釜をかけることになりました。男の茶道塾をはじめて今月で丁度一年。
茶歴四ヶ月のメンバーも亭主を務めさせていただきました。 テーマは「笑っていただきましょう」 まだ、始めたばかりで点前もおぼつかない面々、お客様の失笑を買うのも覚悟のうえ。 大阪のど真ん中のビジネス街にある峯風庵ですし、大阪といえばやっぱり笑いよね~と言うことで。 折から、阪神タイガースもリーグ優勝、もう、笑いが止まりませんでした~。 |
―主茶碗― |
2005年9月 夕去りの茶事 重陽の節句
初座 花 |
炭手前 |
向付と汁 |
煮物椀 |
主菓子―着綿 |
蝋燭の灯のもと 濃茶 |
||
丁度9月9日の重陽の節句前後の茶事塾となりましたので、菊重ねの趣向の茶事にしました。 茶事ではあまり趣向が重なると席が落ち着きませんので、いつもは3つか5つまでに絞り込むのですが 重なることがおめでたいい節句ですし、少しくだけた夕去りの茶事ですので、お許しいただいて。 初座が昼、後座が夜となる茶事で、蝋燭の灯りをつかいます。 夜咄と同様灯りを照り返す塗りのものはなるべく避けたいところですが 今回は御深井の菊の水指をどうしても使いたくて、それによく合う長板での道具組みとなりました。 花入れは、昔お稽古していた秋草蒔絵の鼓を。 私にしては、いつもより少し華やいだお席となりました。 |
2005年9月 野分
―汲み出し― 菊花を形作ったジャスミンティー |
― 床 ― |
― 風炉先屏風 ― 野分の過ぎ去った荒野のススキ |
主菓子―(市販のもの) 干菓子―吹き寄せ (野分の風で吹き飛ばされた木々の葉っぱなど) |
― 花 ― 瓦けや野の草を |
野分という銘のある茶杓が、ご縁があって峯風庵の道具の仲間入りをしました。
清少納言の枕草子の一節が、鮮明に目に浮かびました。
人生には雨の日も風の日も、台風の日もあるけれど、またがんばろうねという「心萬境随転」の語を床に掛けました。
折りしも、当日は昨年に引き続き、大阪にも台風が接近。
アメリカではハリケーンで大きな被害が。
でも、台風が去った翌朝のあのあっけらかんとした青空、何処で雨風を凌いでいたのか
小さな虫や鳥たちが、何事もなかったかのように、空を飛び、さえずりはじめます。
生きるということを考えさせられます。
2005年8月 見立て道具で楽しむ 南の島のお茶会
―待 合― 煙草盆 線香を焚いて |
―汲み出し― ブルキュラソーのソーダ割り |
―床― 円相の軸 大海に浮かぶ島に見立てて |
南国の花をココナツの花入れに 敷板はバナナの葉を模して 作られた木彫細工
|
茶友のたきこさんがこの日のために描いてくれた 風炉先の波の絵が効いてます。 椰子の葉を敷いて、中国の金魚鉢を水指に (新品ですのでご安心を! ) |
8月は恒例「南の島のお茶会」です。 床に掛けたお軸と茶筅以外は全て見立ての道具。これだけ、目いっぱい見立て道具が使えて、幸せでした~。 見立て道具は、下手に使うと品がなくなったり、席がうるさくなるのですが、我ながら、今回も成功。これだけやったらサプライズでしょ。
|
ハイビスカスティーの赤い色と 淡雪羹の白がきいている 手づくりの主菓子 銘は「情熱の花」 熱帯魚の形をした ブルーのガラス皿に盛って
|