―汲み出し― 菊花を形作ったジャスミンティー |
― 床 ― |
― 風炉先屏風 ― 野分の過ぎ去った荒野のススキ |
主菓子―(市販のもの) 干菓子―吹き寄せ (野分の風で吹き飛ばされた木々の葉っぱなど) |
― 花 ― 瓦けや野の草を |
野分という銘のある茶杓が、ご縁があって峯風庵の道具の仲間入りをしました。
清少納言の枕草子の一節が、鮮明に目に浮かびました。
人生には雨の日も風の日も、台風の日もあるけれど、またがんばろうねという「心萬境随転」の語を床に掛けました。
折りしも、当日は昨年に引き続き、大阪にも台風が接近。
アメリカではハリケーンで大きな被害が。
でも、台風が去った翌朝のあのあっけらかんとした青空、何処で雨風を凌いでいたのか
小さな虫や鳥たちが、何事もなかったかのように、空を飛び、さえずりはじめます。
生きるということを考えさせられます。